盛岡からは2時間ほど車で走ります。
ここで、何をしているかっていうと、草木染の教室を開設しています。
去年から、この旧下有住小学校の校舎をお借りして、住田町の方々と震災後こちらにある仮設住宅に住まわれている陸前高田や大船渡の方々に染め物の技術を教えています。
受講されている住田町の方々はお年の方が多く、仮設住宅の方々は若い方も居ますが共通点はそれぞれ時間があることです。何か手を動かすことがあれば。それが何かに役に立てばという考えで、
僕は呼ばれたと思っています。
住田町は気仙杉が有名です。木材として利用されてきましたが、この杉の皮を使って染めれないか?
という僕にはなんとも初めての案件が来ました。
これを思いついて、この染め物体験教室を企画したのは、住田町観光協会の佐々木康行さんです。
友人を通じて僕のところに話が来た時には、技術と経験的にも難しいと思ったけど、仮設で暮らす人のことを思うと、話だけでも聞こうかな、って感じだったんですが、佐々木さんの人柄が実に良くて。
面白い人だな。自信ないけど、やってみようということで始まったのです。
朝九時頃から佐々木佐々木で薪ストーブで大なべで杉の皮を煮ます。
2月の真冬でも外です。さすがに沸かなかった。考えるべし。
作業写真少ないので、今日はなれ初めの紹介でした。と、その前に
この旧下有住小学校のこの場所で11月10,11日とイベントがあります。
「下有住収穫祭withアリスの不思議な文化祭」
まずは、これまでの染色教室の成果が発表できますので、それが楽しみです。
いろいろ教室や廊下を使って展示する予定です。
僕はライブもします。
いつも行くと、手が空いた時に図書室の横にある古いピアノを弾いています。
調律も出来ていないのですが、味が非常にあり、鳴らすとすごい空気感を出せる代物です。
校舎に響いている感じ。ライブでも弾いてみたいです。
出店も可能だそうです。
問い合わせは 住田町観光協会の佐々木さん(o9o 9370 6266)です。
住田町は初めての自分でしたが、空気のきれいな、川が良い感じのところです。
みなさんの人柄も優しくて元気があります。
何もないところなんだけど何か発見がある場所だと思います。
不思議がたくさんあった子供の頃。
だから楽しかった。大人になっても世界の広さと不思議さを知ると、わくわくします。
何かを発見しに来ません?